REPORT

【スタッフレポート】大槻辰也 vol.32

エンジンwebをご覧の皆さまこんにちは、フィールドスタッフの大槻です。

 

今年も初雪の便りも届き真冬に向けてまっしぐらな東北

積雪が増える前に、そろそろボートの雪囲いをしなければと言う事で八郎潟に行って来ました。

 

あわよくば今年最後の八郎潟産ビッグフィッシュをと考えていましたが、寒波が来た週で水の余り動かないエリアは凍り始めて来ている様な状況でした。

 

冬の定番温排水の調子が悪いらしく、今期はまだいい話を聞かないと言われたので日当たりの良い矢板で囲まれたワンドへ

 

1時間少々の釣行でしたが案の定ノーバイトノーフィッシュ

 

東北の冬は辛いです。(泣)

 

しかし、今回のメインはボートの雪囲いとスーペリオ M2フックの使用感を八郎潟で試す事

 

リップラップ地獄の八郎潟でガードの付いていないマスバリを使う機会は、サイトか小場所のダウンショット以外でほぼありません。

 

ガードの付いていないワイドゲイプ系のバス用マスバリでは岸と平行に流すもしくは、張り出しやウッド系ストラクチャーを狙う私のボートでの使い方では根掛かりのストレスと手返しの悪さから八郎潟では使い物にならないのが現状でした。

 

根掛かる対象の7割が岩、2割が流木や杭などの木、残りがラインや捨て網などの人工物くらいの割合のため、掛かり重視のオープンなハリでは直ぐにポイントが鈍ってしまいます。

 

市販のバス用マスバリより気持ちゲイプ幅狭目のM2フックが八郎潟で使いやすいのか試した所

 

オープンフックのわりに、根掛かりが少なく非常に使いやすい

 

ネコリグの縦刺しなんだからワームを寝かせない限り早々根掛からないわなと思いつつ

 

実験ですし、ガードが付いていなければ躊躇してしまう様な所にも投げましたが意外や意外にもすんなりと生還

 

形状のほんのちょっとした違いでこんなにも変わるものなのかと釣りバリの奥深さに感動しつつ

 

じゃあ魚の掛かりも悪いんじゃないのかと思うかもしれませんが翌日の釣行で唯一あった1バイトを確実に決めてくれました。

30cmにも満たない魚ですが、ハリの形状的に一番いい掛かり方

小さい魚こそ自重が軽く上顎の硬い所を貫くにはタックルバランスよりフック自体の性能が重要です。

 

魚が小さいので強度についてはどうこう言えませんが余程バランスの悪いセッティングにしない限り簡単に曲がるような素材でも軸線径でもありません。

 

丸セイゴをベースにポイントを外に向けた形状なのか、袖バリの軸を短くしてバス用にカスタムしたものなのかハリ好きとしては気になる所ですが、細かい事抜きにスーペリオ MⅡフックは通常のワッキー掛けやネコリグの縦刺し、ダウンショットのちょん掛けで使ったり。

 

今年流行った中層サスペンドやI字引きなどで縫い刺しした時にシャンクに付いた2本のケンがズレ防止してくれたりと汎用性の高い非常に使いやすいマスバリです。

 

今後も続々と発売されるスーペリオシリーズもよろしくお願いします。

 

使用タックル

ダウンショットリグ

ロッド SBS-511L2

リール スピニング 2000番クラス

ライン フロロ 3.5lb

ルアー

  ネコリグ

  フォールクローラー4インチ(シナモンペッパーブルーフレーク)

  フォールネコシンカー 1/32oz

  スーペリオ MⅡフック #6