REPORT

【ムラユウの今月オススメの1本】Vol.1 SBCS-603SLT1

 

 

ENGINE WEBをご覧のみなさん。プロスタッフの村川勇介です。

前回、ご案内したように今月から1か月に2度の更新を目指します。
あくまでも、目標ですが・・・^^

●エンジンラボ:今までのような釣りや開発的なお話を。
●今月のおすすめの1本:ENGINEのロッド「スペルバウンド」に焦点を当てた話
を、更新していきますので末永いお付き合いをお願いします。

それでは、いってみましょう。

皆さんは、そもそもスペルバウンドという言葉の意味はご存じでしょうか??

和訳すると「〈人が〉魔法にかかった,うっとりした」という意味になります。
スペルバウンドを使う人が、魔法にかかる=釣れる気になるという思いが込められているのです。素敵なネーミングのロッドでしょ??

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今回、ご紹介するのは「SBCS-603SLT1MG」というソリッドティップモデルのスピニングロッドです。

「SBCS-603SLT1MG」

1piece Ex FastTaper
Lure:~1/4oz Line:~5lb
Fuji VSSシート、KLチタンフレーム、トルザイトリング採用

開発コンセプトは、
縦スト回りで軽量のダウンショットリグなどを狙った通りに投げ、バスを掛けた後もしっかりとストラクチャーに巻かれないで取り込めるスピニングロッド
ということを考えました。

まず、選択肢として考えたのはチュブラーにするか?ソリッドティップにするか?ということです。
近年、タフな場面に遭遇することが多くなった霞水系において、桧原湖などで多投してきたソリッドティップのスピニングロッドが候補として浮上してきました。

試行錯誤の結果、「タフな状況でもしっかりと食い込ませることが出来るやわらかいティップ」と、「害物から引き離してくれるバットパワーを兼ね備える」という開発コンセプトに見合ったENGINEでは初のソリッドティップスピニングロッドの開発に着手することが決定しました。

長さも色々と協議しましたが、スピニングという繊細なクワセ寄りのロッド操作が必要な場面も考慮して、今回は6フィート3インチという「長からず、短すぎず」という長さに落ち着いたのを覚えています。

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テストにテストを重ね、数あるプロトモデルから現在のテーパーやバットパワーをセレクトしました。

結果として、霞水系ではストラクチャー回りをガンガン攻める3/32オンスをメインとしたダウンショットリグなどに最適な1本として仕上がりました。もちろん、スモラバや、ワッキーリグなどにも抜群の操作感とフッキング性能が備わっています。

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あ、そうそう。つい先日の福島県桧原湖でのトーナメントの際には、ライトキャロライナリグに適していることも分かりました。1/16オンス前後のウェイトをメインで使用。ロングキャストの際のバイトでも、ソリッドティップがバスの口の奥にルアーを送り届け、強めのバットパワーによってフッキングがしっかりと決まります。桧原湖アングラーの皆さんもぜひお使いください。

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参考タックル
ロッド:SBCS-603SLT1
リール:霞であれば2500番クラス
ライン:4ポンドメイン。障害物回りでは5ポンド。
ルアー:フォールクロー2.5フォールクローラー3のダウンショット

参考にしてみてください。

霞水系では、ソリッドティップスピニングロッドの印象が少なく、使っている方はそれほど多くありません。しかしながら、ソリッドティップの有効性は霞水系でもアリだと思っています。まずは、お手にとって頂き、バイトの深さを感じとってもらいたいですね。

このロッドはイイ仕事してくれますよ!!