エンジンWebをご覧のみなさま、こんにちは八郎潟スタッフの大槻です。
東北地方もミッドスポーニングからアフターに移り変わり回復傾向の個体も増えてきたタイミングでハスの生い茂る浅いダム湖に行って来ました。
バスのスポーニングからギルのスポーニング期に入っているので体力回復の為にいいエサを食べたいバスがシャローをウロウロ
LFT145に何度もチェイスがありますが、イマイチ追う気がないのか甘噛みの1バイトだけでした。
初日はギル食いならばとスローにヴェルメ60などのフリーリグで2㎏前後を4本キャッチできました。
2日目は夜中から雨が降り出し、時より強くなるなんともイマイチな天気
前日に反応の良かったフリーリグを使ってもバイトがなく、周りを見ても沖にギル系ワームを遠投してぽつぽつと釣れている程度
雨でシャローの水温が低下した影響で沖に出たのかと思いきや、視認出来る範囲に水面下50㎝程を泳ぐバスをたまに見かけるので完全に沖に出てもぬけのからというわけでもなさそうと、ジグストやボリュームベイトで50㎝ほどのレンジを引いて来ても反応がなく、バスはいるのにバイトまで至らない。
バイトがない要因を仮説立てしてみると
①.シャローの水温低下でやる気がない。
②.アフターでやる気がない。
③.雨で水質がクリアになったので見切られる。
④.スピナベやジグストなどのうるさ目な動きは嫌がる。
⑤.連日、ギル系ワームの縦フォールや、スイムジグの横の動きを見て飽きている。
他にもありますがざっくりと立てると上の5点
①②は影響があるとしても口を使わない程ではない。
③はあり得るが、食わせ方がわかればプラスに働きそう。
④⑤は春先からスイムジグが、GW前ぐらいからギル系ワームが流行っていたので、約1か月さんざん見せられて来たからあり得そう。
遠投した先でしかバイトが出ないのは、沖から新たに入って来た個体が反応しやすいかではないのかということで枯れハスの中のバスがサスペンドしている位置を通せて、バスが見慣れていない動き
スパイラルフォールやフリーフォール、一定レンジのスイミングもダメとなると残るはカーブフォール!
ある程度早く巻けて静かで、スナッグレス性能が高いものということでスイミングマスター 3/8ozをチョイス
大体水面下から50㎝ぐらいの位置をトレース出来る様に数秒沈めて巻き出し、枯れハスにラインを絡めて急浮上、ハスから抜けた時にカーブフォールとやっているとすぐにバイト!
※雨なのにレインを忘れて、借りた防寒を着ているので季節感がおかしい感じになっていますが5月下旬です。
また同じ様に急浮上・カーブフォールと繰り返しているとすぐバイト
1本釣るまでの無の時間がウソの様に連発!
たまたま魚がさして来ただけなのか、パターンを検証するため、フリーリグやジグストをやっても魚からの反応はなく、またスイミングマスターにもどしてカーブフォールを入れるとすぐにバイト!
これは完全にパターンですね!と確信したところで、手持ちのシャッドテールが無くなり強制終了となりました。
枯れハスの中から引きずり出して来るのでダブルワイヤーキーパーの付いたスイミングマスターとはいえバスのサイズもいいしでワームの破損が半端ない。
おかっぱりなので荷物を出来る限り減らしたのが仇となってしまいました。
今回のキモは間違いなくカーブフォールでした。
好奇心旺盛なブラックバスなので見慣れていない動きや、しばらく見ていない動きにはやっぱり反応がいいですね!
使い方は、線ではなく点で食わせるので、カーブフォールを仕掛けるカバー(ここでは枯れハス)にラインが乗る様にキャスト
少し沈めてリーリング中はスイムジグとライン、ロッドを一直線にして速度は少し早めに巻きます。
ラインを乗せているカバーを起点にジグが上昇、カバーから抜けたら一瞬フリーフォールを入れてシャッドテールがしっかり動く様に加速を付けます。
ラインを張りすぎない様にゆっくりと巻きながら竿を立てるとカーブフォール中にドスン!とひったくっていくというのが今回のパターンでした。
こうやって文字に起していると8年ぐらい前の自分の中での第二次スイムジグブームの時に、八郎潟のリップラップに引っかかっている流木で、同じ様にカーブフォールさせて釣っていたのを思い出して懐かしくなりました。(笑
カーブフォールじゃバスは釣れないという人もいますが、最近見ていない動きだからこそ爆発的に効いてくるタイミングもあるんだと実感出来た釣行となりました。
使用タックル
・ハイギアベイトリール
・フロロ 20lb
・スイミングマスター 3/8oz + 4インチシャッドテール