SCHS-66-1/2XUL-ST -Micro Bait Special-に続き、新たにリリースとなるスペルバウンドコアを順次、解説していこうと思います。
今回は2023年3月にリリースとなる「SCHS-64XUL」です。
SCHS-64XULはスペルバウンドコア初となるミドストロッドです。
スペルバウンドコアはソリッドティップのイメージが強いですが、SCHS-64XULはチューブラー。
榛名湖、入鹿池、津風呂湖と「沖」がキーになるフィールドに通う様になり、やはり必要だと感じる場面が増え、開発に着手しました。
それはジグヘッドは綺麗に泳がせるという理由だけで無く、リグのアクション、ラインスラックのコントロールや、ファイト時にバレ防止など、今のワカサギレイクを
攻略する為に必要だと感じる要素がいくつかあったからです。
ただ、テーパー、使用感はちょっと特徴的で、フワフワと振れるというよりは、もう少しシャープに振れるロッドです。
また、グッーと魚の重みが乗っていくバイトの時も、ロッドがひたすら追従するのではなく、とあるポイントからしっかりと止まります。
(アングラー側からの画像なので、少し分かり難いですが、かなり特徴的なテーパーデザインです)
これは従来のミドストだけでなく、魚探を使ったサイトでミドスト(ジグヘッド)を使用した場合の、仕掛ける、掛けるという部分に対応させているからです。
またミドスト特有のバイトが感知しにくい部分にも、とある対策をしています。
正直、多くのアイテムがリリースされているミドストロッドを今からリリースするのは、少し遅いと感じられるかもしれません。
確かに自分自身に中にも、今からミドストロッド・・・という思いがあり、これまでSCS-63-1/2XUL-STの様にサイトとミドストといった感じで、使用用途に幅を持たせたロッドをリリースしてきました。
1本のロッドで複数のリグに対応できる事は、積めるタックルが限られるレンタルボートでは特に重要だったりします。
しかし、魚探が進化し、沖の魚の難易度が年々上がっている今、やはり専用ロッドが必要だとか感じ、そのタイミングで「こんなテーパーで、こんなロッド」というイメージが下りてきたという訳です。
新しいスペルバウンドコア ハイクラスは、より釣り方に特化した、今のバスを釣る為に必要なラインナップになっていきます。
SCHS-64XULもハイクラスのラインナップにふさわしい、特徴的なミドストロッドに仕上がっています。
スペルバウンドコアSCHS-64XULスペックデータ
全長:193.0cm
使用材料:カーボン100%
適合ライン:2~4lb
適合ルアー:1/96~1/8oz
自重:75g