皆さんこんにちは。エンジンマネージャーの渡部です。
 関東も朝晩は若干冷え込みますが、快適に釣りに集中できる陽気が続いています。
 早い話秋ってことですね。
秋は巻物って言うくらいですので、今回は巻物の話です。
 今回はジェットプロップ65を紹介します。
 このジェットプロップ、カタログにも記載している通り、JB TOP50ツアープロ 市村修平氏の監修です。
 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、いわゆるI字系のシンキングダブルプロッププラグです。
 大きな特徴としては、完全オリジナル設計、クラス最小0.2mm厚のプロペラを搭載しています。
 超デッドリトリーブでもスムーズに回転し、その回転波動はタフコンディション時に有効な強すぎず、
 弱すぎないものとなっています。そしてこのペラの最大のこだわりがそのサイズです。
 この手のアイテムは総じて魚は出るが、乗らない、バイトをはじく等の話をよく聞くことが多く、
 魚のバイトもテール部に集中することが多いのです。まあ体験している人も多いかと思います。
 (もちろんお腹側フックにも決まることもあります。比較的スモールマウスに結構多く見られます)
そこで、市村プロの経験とアイディアでフッキングミスを最大限に減らすべく誕生した物がこのプロペラです。
 プロペラ付きのI字系でのフッキングミスのメカニズムを簡単に話を述べると、プロペラの直径がトレブルフック各ゲイブを
 単純に足したときの幅(ゲイブ幅+ゲイブ幅)より大きいが為に起こりうるのです。
 バイト時に違和感を感じルアーを吐き出すときにプロペラが大きく、そこでひっかかり、
 フックポイントには届かずに空振り、がフッキングミスとなる流れです。
 このフッキングミスを解消すべく設計したものが、ジェットプロップに搭載されたプロペラなのです。
 このプロペラの直径は搭載している がまかつ社製RB−M#10のゲイブ幅×2とイコールとなっており、
 先に述べたフッキングミスの原因を解消するもとなっており、そのフォローとしても刺さり抜群のRB−Mを採用しているのです。
 プロペラに関して市村氏のコダワリがまだあり、音、デッドスローリトリーブ対応などを突き詰めてこのサイズ、厚みとなったのです。
 そしてバイトマーカーとなる赤いリアクションビーズの装着、この発想も長い間トーナメントを戦ってきた
 市村プロの素晴らしいアイディアです。
 発売してから3年ほど経過していますが、ラージマウス、スモールマウス問わずに嬉しい釣果報告を毎年受けています。
 大きな報告だと、H−1グランプリ2013相模湖戦で浅見プロ優勝時の使用ルアーがジェットプロップであり、
 タフな時でも釣果を叩きだすルアーとして認めて頂けるようになりました。
 
 
 肝心な使用方法ですが、まずはとにかく、ひたすらゆっくり、ゆっくりと巻いて下さい。とにかくゆっくりです。
 目安はプロペラが動くギリギリの速度です。絶対に水面からは出さないで下さいね。
 ☆市村プロお薦めセッティング☆
 ロッド:SBCS−600SLH2
 ライン:PE0.4号、リーダーフロロ5lb 40〜50cm位
 ちなみに私はロッドはSBS−604SL2を使ったりしています。
 釣れるルアーに仕上がっていますので、皆さん是非是非使って下さいね。

	
