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[テスターレポート]羽生和人vol.9 初春ライトキャロ!

いや〜やっと春らしくなってきましたね。
各地で釣果も上がってきており、シーズンインしたなぁと感じています。
まぁ、私は1年中ハイシーズンですが(笑)

千葉県 亀山ダムも3月は寒い日が多く、水温がなかなか上がりませんでした。
さらに追い討ちをかけるかの様な雨・雨・雨。
お陰で水は濁り、難しさに拍車を掛ける状態・・・。

しかし、3月中旬に水温が10℃を超えて、そこからは「やっと!!」釣果が上がってきました。
このブログを書いている4月の第2週現在、水温15℃、スポーニングも目前に迫ってきています。

こうなって来るとバスが目指すのは「シャロー」!!

当然、シャローを狙っている方を多く見掛けます。

しかし、春になったからといってバスが突然シャローに現れるわけではありません。
冬を過ごしたディープレンジからシャローフラットとディープを繋ぐ、岬やブレイクを通って上がってきます。
バスは瞬間移動しないですからね〜(笑)

この岬やブレイクのミドルレンジ(3〜5m)を春に狙う場合、絶対的に有効なリグ。

それがライトキャロライナリグです。

通常このレンジは、ダウンショットを使用する事が多いと思います。(実際、私もそうです。)

ではなぜ、ライトキャロなのか?

この疑問を解決するには、魚の状態を知る事が1番の近道です。(これは1年を通して大切な事です。)

まず、オスはディープからブレイクに沿ってシャローに上がってきますが、ボトムにタイトそしてスローに上がってきます。
シャローに上がりきるまでは水温やプレッシャーの影響を大きく受けます。
その後シャローに辿り着いても、今度はベッドを作らなければなりません。
こういった事から、オスはボトムに依存している状況です。

ではメスは!?

お腹に卵を抱えたメスは身体を暖めようとします。
当然、卵を暖める意味も。
この時点でボトムではない事が分かります。

ではどこか?

それは「中層」です。

春の日射しに水面〜中層の水が暖められてサーモクラインが現れます。
これがキーになります。

この暖かい水の層に、メスがサスペンドするのです。

この魚の状況を理解すると、必然的にライトキャロのメリットが見えてきます。

ライトキャロはリグの特性上、引けばワームがボトムに沿って泳ぎ、止めればリーダーの分だけ中層を漂います。

つまりボトムのオス、中層のメスを同時に狙う事が可能なのです。

特にこの時期のメスは、か・な・りナーバスになっており、ラインテンションなどを極端に嫌がります。

その為、リーダーの分だけ完全なノーシンカー状態を作る事ができ、なおかつバスがバイトをしてもラインスルーで違和感なくバスにルアーを持っていかせる事の出来るライトキャロは、この時期に絶対的に有効なリグと言えます。

ちなみにエリアを選ぶ時は「スポーニングエリアが近くにあるか?」「水温は?」そして「ベイトフィッシュの有無」も気にしてみて下さい。

そして使用するシンカーは当然「S100 キャロライナーシンカー」!!

その特徴的なエッジで水温上昇の早いハードボトムを確実に感知します。
もちろんハードボトムのスリ抜けも抜群です。

アクションのイメージはズル引きではなく、「引っ掛けて→外して→止める」この繰り返しです。

だからこそ、エッジで引っ掛けスリムなサイドでスリ抜ける事が出来るシンカーが必須なのです。

ウエイトを選ぶ際はボトムが感じられる範囲で出来るだけ軽く。
この点を意識して選んでみて下さい。
ちなみに私は3〜5mでは2.4gを使用しています。

春になったといっても、まだまだ簡単に釣れる時期とは言い難いです。
しかし、この時期のライトキャロの釣りに私は絶対の信頼を置いています。

スポーニングが始まるまであと少し。

今が最もライトキャロが有効な時期です。

ぜひ皆さんも試してみて下さいね!