こんにちは、開発担当のWです。
かなりご無沙汰となりますが、今回はstudio 100シンカーの3話目『ネイルシンカー編』です。
ネイルシンカーは基本的にストラクチャータッチのない、極めて特殊なシンカーですがネコリグの人気とともに定番アイテムとなりました。
過去、私自身も様々なネイルシンカーを使用しました。
挿しやすいが、抜けやすいもの
抜けにくいが、指しにくいもの
ワームがいびつになってしまうもの
辿りついた結論は『挿しやすく、抜けにくいネイルシンカーが無い』
であれば、作るしかない
まさに『挿しやすく、抜けにくい』がコンセプトとなるネイルシンカーを作ろうと思ったのです。
但し、ここからが試行錯誤の日々でした。
現物を御覧になっていただくと、大したことのないデザインかと思いますが、この形に到達するまでに相当の時間を費やしました。
先述しましたが、ネイルシンカーは基本的にはストラクチャータッチがないため、複雑な構造ではありません。
ワームに挿入する為のやや鋭利な先端、ワームからの抜けを防止する突起から構成されていることがほとんどです。
その突起は、通常外付けになっていることが多いのです。
しかしStudio 100のネイルシンカーは内側に溝を掘って凹凸を作り出しているのです。
まさに逆転の発想で、指しやすさを保ちながら抜け難さを実現できたのです。
一見頼りなさそうな溝ですが、しっかりとワームのなかで踏ん張り、抜けにくさを発揮します。
これぞ、指しやすく抜けにくいネイルシンカーの完成形です。
荒天時もワームに挿入しやすく、挿入後もいびつ感のない美しいネコリグを完成出来ます。
但し、完全に抜け防止をしたい方はワームの先端をライター等で軽く炙って挿入口をふさいでください。
リリースから2年半も経っているので、ご存知の方も多いと思います。
ラインナップも使用頻度の高い6サイズで展開中です。
手前ミソとなりますが、私自身も手放せないほど愛着もあり、使えば使うほどその完成度に惚れ惚れしています。
是非皆さんも機会があったらこのシンカーを使って、ビッグバスをゲットしてくださいね。
次回のシンカーのお話はバレットタイプ(フリップ)を予定しています。