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【プロスタッフレポート】 羽生 和人 vol.137 「スペルバウンドコアSCHC-60UL-FS -Solid Bait Finesse-」

こんにちは羽生です。

SCHC-65-MH-ST -dexterity-と同じ8月末、エンジンとしては久しぶりとなるフルソリッドロッドをリリースします。

 

品番はスペルバウンドコアSCHC-60UL-FS -Solid Bait Finesse-

ベイトモデルのフルソリッドロッドです。

Solid Bait Finesseのサブネームの通り、ベイトフィネスロッドです。

細かいシェイクなどの操作性を考えてリールシートはPMTSを使用。

ガイドはチタンSIC-S。

自重は106g。

フルソリッドロッドなので、ソリッドティップ、チューブラーのハイクラスモデルよりは重くなってしまいますが、それでも重さを感じないバランスに仕上がっています。

 

3.5gダウンショットをズル引きした時のティップの入り方はこんな感じです。

フルソリッドでありながら、操作性の高いテーパーを出せています。

 

さて、このロッドを開発したキッカケですが、それは冬の房総リザーバーディープです。

12月末位まではブレイクに沿って活発に動くバス達も、年が明けて、最低水温に近づくにつれて立木の根元や沈みブッシュなどのタイトに付くようになってきます。

朝、夕と日中の一時だけブレイクに差してくる時期ですね。

 

このカバータイトになったバスをダウンショットで狙うのですが、スピニングだと限界がある。チューブラーだとちょっとハリ感が・・・

そんな事を考えていた時に思い出したのが「フルソリッド」でした。

 

今のバス市場ではほとんど見かけなくなったフルソリッドですが、以前、流行した時から私は結構好きなんです。フルソリッド(笑)

手元に感じない、聞いて重さを乗せる様にアワセるバイトにはやはりフルソリッドです。

 

さらにテーパー出しや感度など、以前のフルソリッドよりもブラッシュアップされたロッドを作れる事を知り、今回のSCHC-60UL-FS -Solid Bait Finesse-に繋がっていきました。

 

使い所はカバー周りのライトリグ全般。ダウンショットなら3.5gが最も扱い易いです。

さらに小型トップウォーター、シャッド、クランクなど。

ハイシーズンでも使い所は多いロッドです。

 

組み合わせるラインはPEの0.4―0.6号。特に冬のディープで使用する時はシンキングPEの0.5号―0.6号+フロロリーダー5lbの組み合わせはオススメです。

フロロなら5-8lb。

 

バスを掛けた後はフルソリッドらしく曲がってくれるので、ラインブレイクのリスクも軽減されます。

バスが暴れにくく、耐えているとバスが浮いてくるのもフルソリッドの特徴です。

曲がりますが、LOフックCOフックを使ってもフッキングは問題ありません。

色々と書きましたが、フルソリッドは釣って楽しい!それが一番です。