テキサスリグやリーダーレスダウンショットなどのカバーフィッシングにおいて欠かせないオフセットフック。
そのようなシーンではストレートフックを愛用する方も多いが、スゴイフックに端を発した2か所のクランクがあるオフセットフックの形状は、ワームを
キープするにもフックアップするにも効率的で、多くのワームに対応しリグのバランスをとる上でも使いやすいので、私はこのタイプのオフセットフックを
チョイスする。
そのオフセットフック、一見どれも同じように見えるが、オフセット部分の高低差やフックポイントの向き、アイ下のネックの方向など、微妙な差によって大きく
使用感が変わってくる。
カバーで使うフックなので私は素早く力強いフッキングと高いオフセットの効果、つまり根がかりのしにくさを求め形状を考えた。
多くの経験から求めた答えがCOフックの形状だった。
そしてシャフトの強さ…
今でも忘れられないワンシーンがある。
2015年の最終戦北浦。
年間優勝をかけた大事な一戦、増水した北浦の葦やシャローカバーをメインに戦ったのだが、2日目、2キロ近いスーパーキッカーをネット手前でフックアウト
してしまい優勝を逃した。
その外れたフックを見ると、見事に左右に曲げられていた。
このときから、フッキング性能とは反比例するフックの強さ=太さを理想のバランスに近づけたフックを作りたいと強く思っていた。
COフックにはその時の思いが込められている。
そしてフックコートの出現によりある程度の太さでもフッキング性能を保てるようになり、さらに理想に近づいた。
アイの結び目がずれないSUPERIOフック独自のアイ加工も加わり、こうして結び目の滑りによるフッキングパワーのロスを軽減でき、パワーファイトでも決して
折れ曲がらず、そしてカバー奥へルアーを送り込め、バイトに対して力強い素早いフッキングが決まる理想のカバーフック、COフックが誕生した。