REPORT

Studio100シンカー(ドロップショットタイプ)


こんにちは、開発担当Wです。

前回に引き続きSTUDIO 100タングステンシンカーについてのお話です。
現在スタジオ100で2種類発売しているドロップショットシンカーですが、今回は先行でリリースしたタイプのお話をしたいと思います。

ドロップショットリグ、ダウンショットリグは現在、様々なシーンで使われる万能リグとして定着しています。
そこで感じるところはバレットシンカー同様、シンカーの使い分けが必要になります。
カバー、ストラクチャー周りとオープンウォーターでは求められる要素は違うのです。

ドロップショットやダウンショットリグはシンカーが一番下にある特性上により
キャスト時は「シンカー→ワーム」の順
ピックアップ時は「ワーム→シンカー」の順に戻ってきます。
テキサスリグの場合はどちらもシンカーが先に戻ってくるのです。
要はカバーやストラクチャー周辺で使用する場合抜けの良さが必須条件なのです。

しかしながら、オープンウォーターにおいては、キャスト、ピックアップ時のスリヌケより、ボトムでの使い易さが重要になって来ます。
では、ボトムでの使いさすさとは?と考えると、メソッドとしては、スティ、ドラッキングが主なものでしょうか。

ボトムマテリアルも砂、土、コンクリート、溶岩等柔らかいものから固いものまで様々です。
試行錯誤した結果、その様々なボトムマテリアルに対応する形状として、やはり球状形態が使い易いとの結論になりました。
但し、完全球状ではスティ時のワームの安定した状態を保つことが以外と出来ていない事実を発見しました。

そこで更なる見直しを図り、行き着きた形状がスタジオ100オリジナルシェイプのドロップシンカーなのです。

ボトム感知能力を向上させる球状をベースに円錐をミックスすることで抜けの良さステイ時の安定感を実現しENGINEのエッセンスを加えました。

シンカー下部のややフラットな面が、ボトムでのワームの安定姿勢維持をフォローします。
その効果でシェイクもしやすく、静から動といったリアクション効果を発生しやすくしているのも大きな特徴です。
サイトフィッシングでの使い勝手は本当に自画自賛です。

また、下部から側面にかけての球体部がドラッキングやズル引きなどに対応し、根ガカリを回避しつつボトム感知の仕事をこなします。

さらにローリングスイベルを採用しているためライトラインのヨレ防止にも大きく役にたっています。

店頭で、見かけた際は是非お手に取って下さい。
さらに良さそうだったら、一度使って見て下さいね。

次回はネイルシンカーのお話です。