REPORT

【プロスタッフレポート】 羽生和人 vol.65「スペルバウンドコア2018年モデル その2 610H-ST」

さて、その1 60-1/2SUL-STに続きまして、その2 SCC-610H-STです。

 

 

この610H-STは、2017年にリリースした4機種と同じタイミングで開発を始めたロッドです。

 

ソリッドティップを搭載した、Hパワーのロッドが必須と考えていた僕には、こんなロッドにしたいという明確なイメージがありましたが、ロッド各セクションのパワーバランス、トルクなどが、なかなかイメージ通りにならず、2017年には間に合いませんでした。

 

僕のモデルは亀山ダムをベースに、房総リザーバーでテストを行っているのですが、この610H-STは湖上でティップを切って、試して、

 

やっと納得のロッドに仕上がったロッドです。

 

僕がHクラスのロッドにもソリッドティップを求めたのは、カバー内で丁寧に魚を誘うため。

これはカバーネコリグロッドSCC-66-1/2MH-STと同じ考えです。

 

10g前後のテキサスリグ、リーダーレスダウンショットをカバーへ撃ち込み、丁寧に誘う。この為のソリッドティップです。

リグ操作時はファーストテーパーですが、キャスト時や魚を掛けた時は、全体的にロッドが曲がってくれます。

 

それにより、カバー撃ちだけでなく、高比重バックスライドワームのノーシンカー、ヘビーキャロライナリグ、ディープクランク、ヘビースピナーベイトのスローロール、そしてスイミングジグなど、

 

幅広いリグに対応します。

 

今年の夏、豊英ダムで炸裂したスイミングマスターの中層スイミング。この時に使用していたロッドがこの610H-STです。

 

SCC-66-1/2MH-STと同じく、色々使える=レンタルボートフィールドでは便利。

なので、66-1/2MH-STと610H-STは、いつでもボートに積んでいます。そんなロッドです。

 

後は僕のロッドで唯一1/2が付かないモデルです笑

 

次回はラスト、SCC-63-1/2XH-STです。